2010年4月18日日曜日

A Sound Education

絶望することは簡単だ。ある大学のコミュニケーション学科で騒音公害の講座を始めたとき(1965年頃)、(中略)専門家たちがやって来て、学生たちに内耳のダイアグラムやジェットエンジンの騒音のデジベル・チャートを示した。法律家は、聴力損失の被害に対して裁判で勝訴することがいかに困難であるかを説明した。都市計画の専門家は、ほとんど強制力のない騒音条例を読み上げた。音響技術者は、有効な調査をおこなうためにはもっと多くの時間と金がひつようだと切々と訴えた。これら専門家の多くが、ほんとうのところは自分たちの職を失わないよう、騒音を保存することに報酬欲しさで関心をもっていることは明らかだった。学生たちもやる気のない反応だった。彼らは言った——「で、世の中はうるさい。それでぼくらはどうすりゃいいっていうのさ?」。(『サウンド・エデュケーション』R・マリー・シェーファー)

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